自社ブランド 金華育ち

会社の取り組み

いくつもの”壁”を乗り越えて

 

2021.5.9

地球温暖化による魚のサイズダウン

ここ数年、世界各地で異常気象が見られ年々海水温は上昇。上昇すると魚の体自体に影響する為、代謝が早くなり機能を維持するためにはより多くの酸素が必要となるが暖かくなった海水中で酸素量自体も減ってしまう。酸素を補うため魚は小型化せざるおえないわけだ。その影響はマグロなど体の大きな魚ほど大きく、最大で30%ほどサイズが小さくなると予想されている。

東日本大震災の大津波による後遺症

私たち石巻人は忘れるはずがない3.11。何事もなく当たり前に過ごしていた日々が一変した。揺れから約40分後に全てを飲み込むように真っ黒な巨大津波によって東北地方の太平洋沿岸の環境は多くの生物が流され、場所によっては地形すら変わってしまった。ただ、津波によって攪乱された海が、そのままであるはずがなく震災以前にいた生物が津波で流され、いるはずのない生物が生息している。震災以前とは獲れる魚も漁獲量も変わり”このままではいけない”と思い行動しようと決めた(震災当時、基礎のみ残った状態の写真)

震災当時の基礎部分⓵

震災当時の基礎部分⓶

”金華育ち”商標登録のきっかけ

渋田大和 社長

小型のサバが多く水揚げされている年があり、小型だが金華サバに勝る脂質を持っているこのサバをどうにかして売れないかな?と考えたときに”金華”は根強く知られているのでそれに類似したブランディングをすることで石巻に揚がる魚も金華ブランドとして成り立つだろう考え”原料・鮮度・美味しさ”に特化しつつも規定より下回るモノを”金華育ち”という名で商標登録し”金華育ちの旨味サバ/金華育ちの霜降りサバ”など多くの製品を作りました。より多くの方に石巻の魚を知って、食べて頂けるようにその時のニーズに合わせた商品作りができるように私を始め従業員一同で日々「開発・販路拡大」に向け力を合わせて頑張ります!!

 

 

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